SGI会長のインド ナラヤン元大統領との対話録。素晴らしいです。
1947年8月14日の夜、ネルー初代大統領が演説。翌日、ヒンドゥー教徒とイスラム
教徒の殺し合いの末にインドとパキスタンに分離しての独立を迎えた。そこに、
独立の父ガンジーの姿はなかった、殺し合いの末の結果ということを憂えたから。
ガンジーは、独立前夜に、誰を大統領にしたいかとの質問に、最下層の庶民から
選びたいと。
インドのカースト制度の最下層、不可触民、不可触民制の根絶を傷害の目標に
かかげていたから。
独立から50年、ガンジーの夢はかなう。97年7月第10代大統領にK・R・ナラヤン氏が
ついた。ナラヤン氏のあいさつに私にはマハトマ・ガンジーの声が聞こえますと。
「世界中のすべての人々の瞳から涙をぬぐいさりたい。
それから3か月後に池田名誉会長と3度目の対談。友情は79年kら。2004年には、
夫妻で創価大学のキャンパスへ。
苦労されたナラヤン氏だけに、学生や若者への期待、あたたかさが感じられる。と。
ナラヤン氏はガンジー創設の奨学金で大学を首席で卒業、出身のゆえか希望職
につけずジャーナリストに。ガンジーへのインタビュー、ロンドン留学などを経て、
帰国後、ネルー初代大統領の引立てによって外交官に。
一人の人間の決意と行動で、数十年かけて身分制度という長い歴史をかえて
きているんですね。
でも、そこに、思いを同じくする人が必ずいるんですね。
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